知らないと損!住宅ローンの金利適用時期が融資実行日の場合の注意点

住宅ローンを利用する方のほとんどが、初めてのことで漠然とした不安を抱いていることが多いかと思います。中でも、金利は返済総額に大きく関わるので、幾つかの住宅ローンを比較検討する際は金利の高低を気にすることでしょう。

金利を見る際に気をつけて欲しいことが、「金利の適用時期」です。というのも、最終的に金利が決まる時期は、主に二種類あるからです。

住宅ローンが始まるまでの大まかな流れとして、申込→審査→契約→実行となります。「実行」とは一般的にローンが実行される日であり、ローンの借り入れ金が実際に入金されることを言います。

金利が決まる時期としての一つ目が「申込み」の時点です。このパターンは公的ローンの場合に多いのですが、住宅ローンを申し込んだ時点で金利が決まるので安心して商品を選ぶことでできます。

ところが、公的ローンは利用できる対象者が限られているので、多くの方が民間ローンを利用します。民間ローンでは様々な種類のローン商品を取り揃えていますが、その際に注意したいのが金利の適用時期のふたつ目、「実行日」である場合です。民間ローンでは一般的に、ローンが実行される日に金利が決まることが多いのです。

金利が申込時ではなくローンの実行日に決められるとすると、大きなリスクを背負う可能性があります。それは、申込時よりも金利が高くなる場合です。実行日まで金利が上昇しないか、ハラハラしなければいけないので精神的にも大変です。もちろん申込時よりも金利が低くなる場合もあるのですが、リスクはできるだけ避けたいものです。

そんな場合にオススメなのが、一部の金融機関で行っている「金利の予約制度」です。これは、ローン申込日と実行日の二つの時点で、低い方の金利を適用できるというものです。例え実行日の金利が申込時より上昇していても、申込時点の金利が適用されます。逆に、申込時の金利の方が実行日より高くても、より金利の実行日の金利が適用されます。

住宅ローンを選ぶ際に絶対にチェックしておきたいことはいろいろとありますが、金利の適用時期も選ぶ際の基準の一つとして取り入れてみてください。特に、実行日の金利が適用される場合は上記に挙げたように注意が必要です。「こんなはずじゃなかった」と後で後悔しないためにも、金利の扱いはしっかりと確認しておきましょう。

閉じる